リクガメのお引越し
捨てられない男、山田です。
今日も部下様から引越しの記事を書くよう強要されております。
さて皆さまヒョウモンリクガメと言うカメをご存じでしょうか。美しい豹柄紋様が特徴のアフリカ出身。いわゆる『リクガメ』です。50センチ程まで巨大化するそうです。泳げません。
珍しがられますが、意外とリクガメを飼育している方は多く、FACEBOOKでは千人規模のコミュニティがあったり、私のように人に話していないだけでひっそり飼育している方も多い人気のペットです。
※カメは我々人類が地球上に誕生する前から存在しており、生命進化の大先輩。人間以外の天敵もほぼ
存在しない生命の勝ち組であります。馬鹿にしないように。
それはさておき、これまで私はこのリクガメを連れて2度引越しをしております。
1度目は10センチ程度の少年時代。
2度目は20センチを超える青年時代。
さて、一度目は、引越し先が近所だったこともあり、水槽ごと原チャリです。大した苦労はありません。
(関西では自転車のことをチャリンコと言います。原動機付きチャリンコ = 原チャリ)
ところでリクガメは寒さに弱くデリケートな生体の為、常に良好な飼育環境は欠かせません。
ということで、飼育開始時に購入した60センチ程の水槽から時とともに、90センチ、120センチとカメ様のお住まいも巨大化してゆき、いよいよ商店では販売していない程の飼育施設が必要になり、調子に乗って180センチサイズの巨大木製ケージを自作してのびのび飼育しておりました。
しかし穏やかな暮らしも終わりが来ます。事情にて引越を余儀なくされたのですが、さて、
コレ・・・原チャリでは絶対むりやん・・・。
とりあえず引越屋さんに電話すると、巨大ケージはもちろん楽勝ですが、生体は運んでくれません。すぐあきらめました。
ペーパードライバーでもある私が選んだ手段は、
『電車』です。
新聞紙やバスタオルを入れた大きなカバン(業務スーパーのバッグ)にチャックをして電車に乗りました。改札でカメいいですか、と聞くと『うわっ!噛まへんの?』と聞かれ、噛みませんと許しを得ます。(得たのか?)
しかしヒョウモンリクガメは一日に数キロから数十キロの距離を移動するといわれているだけあり、活発な生き物。ウサギとカメならカメの方が活動的かもしれません。うかつでした。
電車で1時間の道中、狭いバッグの中で大暴れ。人々の興味は業務スーパーへ一点集中です。
犬や猫ならおとなしくしているのを見かけますが、相手はカメ。叱ろうが撫でようが意思疎通はありません。
子供は近寄ってくるわ、高校生に質問攻めされるわ、なぜかお年寄りに席を譲られるわ肩身の狭い思いで1時間を経過し、やっと新居へ辿り着くと、今度は全く甲羅から出てこない程の緊張ぶり。死んだのか?いや、人間に囲まれ、電車に揺られ、きっと恐ろしかったのでしょう。
いまでは恐ろしく元気でさらに巨大化した我が家のカメ。生き物を飼うことは大変です。その生を全うするまで責任をもたなければなりません。
次の引越しが発生しないように祈るばかり。。
ちなみに、私の家はペット禁止の賃貸マンションですが、小鳥、魚、カメ程度の小動物(?)であれば飼育してもよいと許可を頂いております。(『小動物以外のペット飼育は禁止』と契約変更していただきました)
終わりに、
カメは万年などといわれていますが、ヒョウモンリクガメの寿命は50年程だそうです。
タンポポ・小松菜・青梗菜・しろ菜・モロヘイヤなどを食べます。(完全草食)
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この記事のライターをご紹介
- masato yamada ( マサト ヤマダ ) 孤高の読書家
- 株式会社メガメディアコミュニケーションズ「転勤住替え情報センター」のマネージャー。
法人様向けの転勤に関する新サービスを日々開発している。