お気に入りの家具をすっきり配置するために~新居の採寸ポイントを10コほど挙げてみる

ライター C子
カテゴリ 引越しコラム
掲載日 2016/03/11 00:00
こんにちは、ライターのC子です。

今回は、「部屋の採寸」について、私の経験談・失敗談を交えつつご紹介してみようと思います。

私の場合、今住んでいるところで“賃貸歴8軒目”。
場所は、兵庫、大阪、東京、広島の4地域で、単身用・ファミリー用ともに居住経験があります。

これだけの経験を重ねながらも、「あ、しまった!チェックし忘れた!!」という箇所が毎回出てくるのが私の残念なところ。

皆さまにはなるべく同じ思いをして欲しくないので、以下を参考にしていただければ幸いです。

ちなみに、しっかり採寸したとしても、手持ちのモノを持っていく限り、無理やり配置せざるを得ないモノが何かしら出てきますのでご了承を。
賃貸暮らしでは、多少のことには目をつむる寛容な心も必要です・・・ナム(-人-)ナム

同じ間取り=手持ちの家具がそのまま置けるとは限らない

例えば、今のマンションと次のマンションが同じ2LDK、60㎡だからといって、手持ちの家具を今と同じように配置できるとは限りません。

 ・部屋の形
 ・天井高
 ・梁や柱の出っ張り
 ・窓の位置や大きさ、数
 ・扉の位置や種類(ドアノブ式の開き戸orスライド式の引き戸)
 ・エアコンの取り付け位置
 ・押入れやクローゼットの収納力
 ・廊下の広さ

ざっと挙げただけでもこれだけの違いが出てくる可能性があり、すべてモノの配置に影響してきます。

家具・家電のサイズを測る

部屋探しをするにあたっては、手持ちの家具・家電をリストアップし、採寸しておきましょう。
これから購入予定のものもサイズをメモしておくといいですよ。
測るのは、横幅×奥行×高さ。
メジャー(スケールともいう)を使用し、斜めになったりずれたりしないよう注意しながら正確に計測しましょう。

引越しあるあるですが、冷蔵庫とドラム型洗濯機は「右開き」か「左開き」かがポイントになります。
設置場所によって、扉が充分開かないことがあるので要注意です。

部屋の採寸は、物件の下見時がベスト

お部屋探しをする時は、いくつかの物件をはしごして内見する方が多いと思います。
候補になりそうだなと思ったら、その場で採寸してメモを取るようにしましょう。
携帯などで写真も取っておけば、後で物件同士を比較する時にも役立ちますよ。

◇持参するもの
  ・上記の家具・家電リスト
  ・メジャー
  ・筆記具
  ・募集図面(住所や賃料、間取り図が記載されたもの)

下見せずに物件を決めた場合や測りそびれてしまった場合は、物件を紹介してくれた不動産会社に相談し、採寸のための入室を打診してみましょう。
但し、入居前だと基本的に不動産会社などの立ち会いが必要になると思われるので、先方の都合をお伺いしながらということになります。
もし遠方などの理由で現地に行けない場合は、代わりに採寸してもらえるかどうかダメもとでお願いしてみるのも一手です。
いずれにせよ、3月・4月は不動産業界の超繁忙期なので厳しいかもしれません。
では、具体的な採寸箇所を挙げていきますよ~。

①:玄関を測る

靴箱が設置されていない場合は、スペース(横幅×奥行×高さ)を測ります。

(余談)
 私の場合、引越し回数が多いので附帯設備の有無はなるべく揃えたいところ。
 エアコンと靴箱、照明の有無は、下見の時に必ずチェックするようにしています。

②:室内を測る

用意してきた家具・家電リストを見ながら、それらを設置したい場所をメジャーで採寸していきます。

ここで気を付けたいのが、梁や柱などの出っ張りやドアの開閉部、照明のスイッチなど。
モノを設置する際にはこれらを除けなければなりませんので、必ず考慮しましょう。






(余談)
 計測ミスは命取り。→上の写真参照。
 今の家では、タンスの高さをほんの数㎝測り間違えていたために失敗しました。
 本当は反対側の壁にくっつける予定だったのに、上部が梁に当たるので、仕方なく梁が無い窓側に設
 置。背側に妙な空間が開いているのが分かりますか?
 そして一歩前に家具が出ているので、部屋せまっ。窓を塞いでいるから暗っ。
 きっちり測らなかったのが原因です。慢心はいけません・・・。

③:収納部分を測る

押入れやクローゼットなど、収納部分の広さ(横幅×奥行×高さ)を測ります。

(余談)
 私は収納BOXを多用していますが、奥がつかえてクローゼットの扉が閉まらないことがありました。
 機能・値段重視、かわいさ0点のモノだったので、室内に置くと残念な感じに。

④:窓を測る

何は無くともカーテンだけは、引越し当日から必要です。
外から部屋の中が丸見えなんて嫌だし、何より防犯上、問題アリです。

<幅>
 カーテンレールに固定された両端のランナー間の長さを測ります。
  ※ランナーとは、カーテンフックをつり下げるための穴のこと。

<長さ>
 掃き出し窓・・・ランナーから床下までの長さ
 腰窓・・・ランナーから窓枠の下までの長さ
 出窓・・・ランナーから下板までの長さ

掃き出し窓用・出窓用のカーテンは、床に付くとほこりが溜まるので、床下(下板)から1~2cm程度短めにすると、見た目もきれいです。
腰窓用は、15cm程長めがきれいですよ。

(余談)
 同じように見えても、物件によって窓の大きさは案外違うもの。
 カーテンだけは引越しの都度、大体買い直している気がします。
 長ければ裾をまつれば使えますが、短いのだけはどうしようもありません。
 次で使えるかも知れないと取っていたこともありますが、数年後にダンボールから出したら変色してま
 した。無念なり。

⑤:TVアンテナや電話線の端子、コンセントの位置を確認する

各部屋のTVアンテナ端子や電話線端子、コンセントなどの位置確認は、結構忘れがちです。

(余談)
 かつて住んでいたマンションでは、リビングのアンテナ端子の確認を忘れていました。
 TVを置きたい場所の反対側に端子があったため、床上を横断してケーブルが這いまわることに。
 (長いケーブルを買って、壁に沿わせれば解決します。)
 また和室に端子が無かったのでゴロゴロしながらTVを見るという理想の生活が送れなかったこともあ
 りましたが、これはぐうたらを戒めるための神の采配かもしれません。

⑥:エアコンの設置場所を確認する

附帯設備として取付け済みの物件もありますが、付いていない場合や増設したい場合は、取り付け可能な部屋と室内機・室外機の取付け位置を確認しましょう。

(余談)
 物件によって必要な配管の長さが違ったりしますが、エアコン工事の業者さ
 んがうまくやってくれます(別料金ですが)。

⑦:洗濯機置き場を測る

洗濯機置き場は、防水パンの大きさ(縦×横)を測り、排水管の位置、設置場所の天井高、蛇口の位置、コンセントの位置も確認しましょう。
またドラム式の場合は扉の開きに支障が無いかも確認が必要です。

(余談)
 私の場合、未だに洗濯機と乾燥機が別々のものを使っておりまして、各地で事件を起こしています。

 事件A:
 15年ほど前に住んでいた築15年のマンション。
 旧サイズの防水パンの上に、(当時)新品の洗濯機が収まららない!
 引越し会社さんの機転により、片足を防水パンの外に出して設置(はみ出たほうの足はレンガで高さ調
 整)して、難を逃れる。

 事件B:
 10年ほど前、築年数古めのリフォーム物件にて。
 事件Aを教訓に、防水パンはしっかり測っていたのに、今度は天井が低くて洗濯機が置けない!
 これまた引越し会社さんの機転で、洗濯機と乾燥機をつなぐスタンドのネジを一番低い位置に変更して
 もらい、どうにか事態は収束。
 但し、洗濯機の蓋は全開できず、2年間、わずかな隙間から洗濯物を出し入れすることに。
 事件C:
 現在のマンション。→右の写真参照。
 天井高は収まったけど、今度は真横の壁上部にブレーカーが。
 またまた引越し会社さんの機転で、ブレーカーの蓋がぎりぎり開けられる程
 度にずらして設置してもらいました。(これでも一応開く・・はず)

ああ、悩ましき洗濯機。
毎回ヒヤヒヤさせてくれますが、さすがに買い換え時ですね。
ちなみに洗濯機の設置は有料オプションでしたが、頼んだ甲斐はあったと私は思います。

⑧:キッチンを測る

<ガスコンロ>
 コンロが備え付けでない場合、設置場所を採寸します。
 合わせて、ガスの配管位置とガス種(都市ガス・プロパンガス)を確認しましょう。

<冷蔵庫>
 設置場所を採寸し、コンセントやアースの位置、扉の開きに問題が無いかも確認しましょう。

<その他>
 食器棚、電子レンジなどを置くラック類、ダイニングテーブル等の配置をイメージしながら採寸しまし
 ょう。
 コンセントや照明のスイッチなどには気を付けて!

(余談)
 どうしても配置上、照明のスイッチが隠れてしまう場合等にとっておきの技(?)があります。
 それは、“リモコン付きの照明”を取り付けること。
 今の家のリビングは、スイッチの位置がいまいちで、使い勝手が悪かったのですが、リモコン付きにし
 たことでイライラを回避できました。これオススメ!!

⑨:お風呂を測る

トイレや洗面台が一緒になった3点ユニットバスの場合、シャワーカーテンの有無を確認し、購入の必要があれば採寸します。
また、風呂ふたが付いているかも確認し、購入の必要があれば採寸します。
これらは、住み始めてからでも構いません。

➉:ベランダなど物干しスペースを測る

物干し台のタイプや必要な物干し竿の長さ、本数を確認します。
ついでにベランダから見える景観や日当たりなどもチェック。

(余談)
 以前住んでいたマンションの竿かけは、位置が異常に高
 くて物干し竿に手が届きませんでした。
 でも、台に乗って干すのは、絶対ダメ!!転倒したら墜
 落しかねません。
 仕方なく、ホームセンターでベランダ用物干し台を購入(確か1万円位)しました。
 以来、部屋探しの時は物干し台の高さもチェックするようにしています。
 あ、そうそう。低すぎもあるので注意 (σ゚∀゚)σYO

採寸メモは引っ越してからもしばらく持ち歩く

新居に引越してからも生活が軌道に乗るまではあれこれ買い足すものが出てくるので、メモを持ち歩くといいですよ。
出先で見つけた収納グッズなど、目に留まったらすぐに購入を検討できるので便利。φ(・ェ・o)~メモメモ

後記

何度引っ越しても、今までの物がすっぽり収まったということは、一度もありませんでした。
何かを買い足したり、処分したり、買い替えたり。

「引っ越し三両」

引越しすればなんだかんだとお金がかかる、なんてことわざもあるくらいですから、ある程度の出費は覚悟しなければなりませんが、少しでも抑えたいなら採寸は有効な手段です。
これから部屋を探す方は、「採寸」をお忘れなくです(´・ω・)ノ☆*゚*゚

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  • C子 ( シーコ )
  • 生粋のカープ女子、ライターのC子です。 引越しだけでなく日常生活での失敗を糧にしたコラムを多く書いています。 人生何事も経験なり・・・。


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