第3回 お部屋探しのコツ《下見のチェックポイント①》
内見時のチェックポイント【室内編】
前回の記事でも軽く触れましたが、内見とは「部屋の下見」のことです。間取りや条件が良いからと思い、内見をせずに契約をするのはリスクがあります。
「間取りで見るより狭く感じる」「駅までの道のりにきつい坂がある」「若い人が多くて夜もうるさい」など、物件資料だけでは分からないことがたくさんあります。
住んでいれば一つや二つの不満は出てくるものですが、事前に防げるものは防ぎたいですね。
今回は内見時のポイントをご紹介しますので、是非お役立て下さい。
<用意するもの>
・メジャー
後々便利なので、気になるところを測っておきましょう。(詳細は後程記載します)
・メモとペン(携帯でも可)
いくつもの物件を内見すると「どの物件がどうだったか」を忘れてしまうこともあります。
気になった点は物件ごとにメモしておきましょう。
もらった物件資料に書き込むと尚分かり易いですね。
・カメラ(携帯でも可)
それぞれの物件の写真を撮っておき、メモと合わせて確認すればより物件を比較しやすいですね。
室内のチェックポイント
日当たりを重視して、南向きの物件を探す方も多いのではないでしょうか。しかし、向きだけではありません。いくら南向きの物件でも、その前にビルでも建っていたら、全く日が当たりません。窓の外も確認しておきましょう。
ちなみに、日のあたる時間はそれぞれ、南向きは朝から夕方頃、北東か東向きなら午前中、北西か西向きなら午後です。
エアコンは設置されている物件なら設置箇所を確認しておきましょう。エアコンの位置を踏まえて家具の配置を考えておくとスムーズです。エアコンが設置されていない物件なら、エアコンスリーブ(エアコンの配管を通す穴)があるかの確認をしましょう。それもなければ、エアコンを設置する際に工事が必要になります。工事をする場合は必ず管理会社の許可が必要です。また、退去時にスリーブを埋める工事も必要かもしれませんし、その場合は入居者負担になりますので、その点も確認しておくと良いでしょう。
大通りに面している、もしくは近い。夜遅くまで開いている店がある。電車が近くを通る。でも部屋に入ってみれば気になるほどでもない。ということもあります。もちろん、その逆もあります。
騒音と思うかどうかは人それぞれですので、不動産会社に聞いただけでは分かりません。
時間で変わることですが、実際に入った時に外の音がどれだけ聞こえるか確認しておくと良いでしょう。
窓や棚、タンスなどを置きたい場所の採寸をしておきましょう。後々カーテンや家具を購入する際、そのサイズを参考に買えば「家具が入らない!」なんてことにはなりません。もし既に家具をお持ちの場合は、その家具のサイズを測っておきましょう。ちゃんと部屋に入るか、置きたい場所に置けるかが把握できます。
また、特にカーテンは購入し忘れる方が多いようです。時間があれば当日でも問題ありませんが、事前に用意しておくとスムーズですね。
<その他>
●コンセントの位置
事前に知っておけば、荷物を運びいれる前に家具の配置について決めておくことができます。
荷物の搬入がスムーズになりますね。
●設備
エアコンや照明、インターホンなどの設備の有無や動作は正常か、
ドアや窓の開閉に問題はないかも確認しておきましょう。
●携帯電話の電波
部屋の中だけ電波が届かないということもあります。
希望する部屋の電波が届くか確認しておくと良いでしょう。
●収納の広さ
収納に入らない荷物は必然的に部屋のスペースを取ってしまいます。
その分生活スペースが圧迫されるので、事前に十分な広さがあるか確認しておきましょう。
●ガスの種類
都市ガスかプロパンガスによって、使えるコンロが異なります。
コンロがついている物件でなければ、ガスの種類も確認しておきましょう。
●和室
和室は、広さというより畳や障子の枚数、天袋の有無を見ておきましょう。
畳の表替えや障子・天袋の張替などがあるため、ほとんどの場合退去時に費用が発生します。
和室が必要でない場合、和室のある物件は選択肢から外しておくと良いかもしれませんね。
もちろん、これ以外にも気になるところや重視しているところがあれば、内見した際にしっかりチェックしておきましょう。
次回は建物全体と周辺環境のチェックすべきポイントをご紹介します。
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この記事のライターをご紹介
- エージェントNo.023 ( ゼロニーサン ) スタッフ
- 大阪在住。生まれも育ちも大阪。逆に大阪から出ようとしていない。
もはや、大阪から出るのが怖いのかもしれない。
大阪から出たことがない、生粋の大阪人なのに関西弁は少ない。