こんにちは、ベランダ菜園で春を満喫中のC子です。
今回は『虫問題』。
それはGW頃からはほぼ晴天続きで気温も上昇し、寒暖の差に疲弊した野菜たちもきっと喜ぶだろうと思っていた矢先のこと。
ベランダの窓を開けてニラやニンジンの鉢に近づくと小さな虫がブーン。ブーン。
ということで、正体不明の虫に翻弄され続けた顛末をご覧ください。
【閲覧注意】途中に私の撮影した虫の写真が出てきます。
ピンボケ気味ですが、虫嫌いの方はゆっくりスクロールしてお読みください。
この虫はなんだ?!
連休明け位から、カバーをかけていないニラのプランターを中心にたくさんの虫が飛び交い始めました。
その虫を撮影したのがこちら。
同じ日、ニンジン鉢の余白を使って試しに蒔いたラディッシュの葉っぱに虫食い跡のようなものを発見。
穴が開いているという訳ではなく、模様が浮いているみたいです。
早速、種を購入したホームセンターに写真を持参したところ、わずかな痕跡ではっきり言えないが「ハモグリバエ(エカキムシ)」ではないか?とのお見立てでした。
※ハモグリバエとは
幼虫期、野菜や花などの葉の内部に入り込み、トンネル状に食害。
その跡が葉に絵を描いたように見えることからエカキムシとも呼ばれています。
見た目が悪くなるだけでなく、株の生育不良を起こし、収穫量や品質を損なうことも。
虫取りシート(黄)による捕獲作戦を実行!!
ハモグリバエは、黄色に集まるらしいので、虫取りシート(黄色)を購入。
ニラのプランターには、トンネル状に設置しました。
人間の私でも指が引っ付いたら中々取れない程、かなり強力な粘着力です。こりゃ、明日の朝が楽しみだ。
一晩経ったテープがこちら!!
気持ち悪いですが仲間が引っ付いていた方が他のヤツが寄ってきやすいらしいので、しばらくは取り替えないでおきます。
※この後、どんどん捕獲に成功。今も愛用中です。
ニンジンの鉢にも同様に取り付けましたが、虫よけカバーに引っ付いたり、葉っぱに引っ付いたり、ちょっと厄介。
※この虫よけカバーは、網目が1.0mm。ちょっと目が粗すぎたようです。
この虫には効果がありませんが、他は防げるかもしれませんのでそのままにし
ています。
野菜用の殺虫剤を散布した
ハモグリバエの場合は「牛乳スプレー」とか「食品から作られた自然派志向の殺虫剤」とかは効かないみたい。
「ベニカベジフルスプレー(住友化学園芸)」という殺虫剤を追加購入し、ニンジン+ラディッシュの鉢にだけスプレーしました。
ニラは特に食害の跡が無いので、実施せずです。
国華園(中の人)さまにご相談!!
一応の対策はしましたが、合っているかちょっと不安。
国華園(中の人)さまにニラの黄色枯れについて相談した際、虫についてもおまけで見ていただきました。
これ、ハモグリバエじゃないですね。
土からわく虫で、おそらくこの写真のハエは鬱陶しいだけです。
・・・・・えっ?ハモグリバエじゃない?!
使用されている虫取りシートは物理的に虫を減らしてくれるので重宝します。
ウチでも菊の温室に使っていますよ。
はい!
ウチのプランターでも随分、数を減らしてくれました。
このまま継続してみます。
それからラディッシュの葉の食害ですが、これもハモグリバエではないでしょう。
ハモグリバエの場合、もっとミミズが這ったような白い跡がくっきり残ります。
この感じでは葉の汁を吸われているように見えますので、アザミウマの食害の跡に近い気がします。
アブラムシがいる場合もありますよ。
なんと!
虫が違えば、対処方法が変わりますよね?
アザミウマは小くてすばしっこいのでちょっと難しいかもしれませんが、アブラムシなら目視できる上に飛ばないので、手で捕殺可能です。
ただ、ラディッシュでこの程度の被害であれば、収穫まで放置してもあまり影響はないでしょう。ダメージが深刻化する前に収穫期がやってきますよ。
どうしても気になるようなら、最近は植物由来や、油で包み込んで殺す系の、収穫前日まで使えるタイプのものも販売されているようですよ。
そうなんですね。
見つけたら軍手をして捕まえてみたいと思います。
酷くなったら、薬剤も検討しますね。
国華園(中の人)さま、度重なる質問に丁寧に分かりやすく教えてくださり、心から感謝しております。
プロはやっぱりすごいです。どうもありがとうございました!!
食害の犯人発見!! その正体は・・・?!
アドバイスをいただいてから約1週間後、犯人をとうとう発見しました。
ミニニンジンから遅れること1ヵ月後に種蒔きをした「ミニダイコン」の葉です。
少し前からラディッシュと同様、葉に食害が出ていたのですが、犯人を目撃できたのは今日が初めて。
その写真がこちら。アザミウマです。
(ピンボケでスミマセン)
さすが、国華園(中の人)さま!! ずばり的中でございます(ノ゚∇゚)ノ⌒☆才Ξ⊃゛├☆
※アザミウマとは
体長1~2mmの小さくて細長い昆虫で、4~10月に多発します。
幼虫・成虫とも植物の葉や茎、花、実などの汁を吸って食害します。
捕まえようとしたら、一匹目はぽろりと落ちてしまいましたが・・・
二匹目は、セロハンテープを丸めたもので捕獲成功です!!
前述の「ベニカベジフルスプレー」は植物由来ではありませんが、アザミウマにもアブラムシにも効果があるようですので、被害が酷くなったら使えそうです。
他にもこんな虫食いや・・・
※犯人は特定できず。
こんな真っ赤なダニも出現。
※タカラダニという虫です。
とくに植物に害は無いそうですが、ティッシュで除去しました。
プランター周辺にはどうやら色んな虫がいるようです。今後も仲良くやっていきましょうね(´∀`)