青春を山に賭けて

ライター masato yamada
カテゴリ 引越しコラム
連載 引越しても捨てられない本たち
掲載日 2015/03/10 00:00
今日の捨てられない本は、植村直己氏の著書『青春を山に賭けて』です。

全く理解できない。

すごいタイトルですね。

若い方はご存知ないかもしれませんが、五大陸の最高峰を制覇し、犬ぞり北極一万キロ、アマゾン川単独イカダ下降などなど、
どうかしてしまっているとしか思えない多くの偉業を成し遂げ、国民栄誉賞も受賞した冒険家です。

間違いなく多くの人が理解できない、『登山家(アルピニスト)』の一人。

どのひとつをとっても自分ではできそうにありません。

クレバス(氷の割れ目)への落下や滑落、遭難寸前の極限状態を経験しても、何度も挑戦する。

まずは相手を知る事から。

私のような凡人には理解不能ですが、実は恐怖に足が震え、また親不孝の自責に苛まれる。

エベレスト山頂付近のテントでテントの話(ここには書けません)は噴飯ものですが、
人間的な一面を知って大好きになりました。

そして好きな事に生きた彼の著書を読むたびに自問します。

何のために働いてんの?
何のために生きてんの?

彼も私たちをみて、同じ疑問をもっていたかもしれません。

まずは相手を知る事から。

人生は多くの出会いであふれています。理解できない代表格、『登山家』を心の友に。

もしかすると人生が冒険になるかもしれません。

但し、エベレストには登らないように。

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この記事のライターをご紹介

  • masato yamada ( マサト ヤマダ ) 孤高の読書家
  • 株式会社メガメディアコミュニケーションズ「転勤住替え情報センター」のマネージャー。 法人様向けの転勤に関する新サービスを日々開発している。

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