第12回 静岡県編 ~若者世帯への定住奨励金が県内トップクラスの焼津市&大幅に拡充した沼津市~

ライター C子
カテゴリ 引越しコラム
連載 知らなきゃ損する!?地域別住まいの助成金制度
掲載日 2016/03/10 00:00
第12回は、ふじの国・静岡県から駿河湾に面する焼津市と沼津市の2つの市にスポットを当ててみます。
静岡県内の人口ランキングでいうと焼津市が7番目、沼津市が4番目になりますが、全国的な傾向と同じく人口減少の波には中々歯止めがかからない状態です。
偶然かどうかは分かりませんが、両市とも平成27年度から定住・移住を促進するための制度を新設されました。

どんな制度なのか、早速見ていきましょう\_(・ω・`)

マイホーム購入費用など、若者世帯の定住奨励金は最大230万円 <焼津市>

焼津市は、県中部に広がる志太平野の南部で、京浜・中京のほぼ中間に位置しています。
豊富な海産物・農産物のおかげで「平成27年度上半期ふるさと納税実績ランキング」では、なんと全国第7位に輝きました(゚∇゚ノノ\☆オメデトー

そんな焼津市に新設されたのが「若者世帯定住支援奨励金」制度。
夫婦がともに満40歳未満である世帯、または中学生以下の子どもがいる40歳未満の父子・母子世帯が市内にマイホームを取得した場合に奨励金を交付してくれます。

<市外からの転入世帯の場合>
 ①焼津市内で新築又は建売住宅や中古住宅等を購入した場合に、100万円
 ②購入した土地が土地区画整理事業の一般保留地の場合に、保留地価格の10分の1(上限100万
  円)を加算
 ③中学生以下の子どもと同居している場合に、中学生以下の子ども1人当たり10万円(上限30万
  円)を加算

 つまり、奨励金の最大金額は230万円です!!キタ━(゚∀゚)━!

<市内定住世帯の場合>
 ①土地区画整理事業の一般保留地を購入し、住宅を新築した場合に、保留地価格の10分の1(上限
  100万円)
 ②中学生以下の子どもと同居している場合に、中学生以下の子ども1人当たり10万円(上限30万
  円)を加算

 もともと市内在住の方でも、最大130万円をもらえることになりますね!

土地や住宅の取得価格や契約締結日など満たすべき要件がありますので、ご興味のある方は焼津市へお問い合わせを。

平成28年1月から奨励金を拡充。最大150万円 <沼津市>

沼津市は、伊豆半島の付け根部分に位置し、総合庁舎が置かれるなど県東部の拠点都市になっています。
海越しの富士山や62kmに渡る美しい海岸線、連なる山々、そして市内をゆったりと流れる狩野川など風光明媚な町です。

沼津市でも平成27年度に「若者世帯定住支援奨励金」制度を新設し、市内で住宅を取得もしくはリフォームした若者世帯に奨励金を交付しています。
交付対象となるのは、申請時に夫と妻のいずれかが40歳未満である世帯、または中学生以下の子どもがいる40歳未満の父子・母子世帯です。

年度途中でありながらこの1月に内容を増強したばかりなので、見逃せませんよ~φ(・ェ・o)~メモメモ

<住宅を取得した場合>
 ・県外から転入時・・・110万円
 ・県内中・西部地域からの転入時・・・60万円
 ・県内東部地域からの転入時・・・10万円

 これをベースとして、中学生以下の子どもがいる場合に1人当たり10万円(上限30万円)の加算
 と、親と同居または近居に対する場合に10万円の加算があります。
 ということは、県外から転入時は最大150万円もらえるということですね!

<リフォームした場合>
 ・親と同居かつリフォームした転入世帯に限り、30万円(※60万円以上のリフォーム工事に限る)

 親世代・子世代の同居・近居は、子育てや介護などお互いに支え合えるよう各自治体が推進している取
 り組みの一つですね。

当初の制度では、市外からの転入者が住宅を取得した際に40万円を奨励金として交付するのみだったので、かなり手厚くなった印象です。
また、どこから転入してきたかを細かく区分して金額に差をつけたのも特徴的。
県東部代表として、近隣自治体間で住民を取り合うのではなく、なるべく他エリアから呼び込もうという目算のようです。

5年以上の定住を目的とすること、居住用の部分の床面積が50㎡以上であることなど満たすべき要件があります。
ご興味のある方は、沼津市にお問い合わせください。
さて、次回は新潟県です。
奨学金制度を充実させたり、移住のための引越し費用を助成してくれたりと、県を挙げてひとり親世帯をサポートしてくれます!
どうぞお楽しみに~ヽ(・∀・*[壁]

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マイホーム購入 引越し 助成 移住 新築 土地 定住 支援 奨励金



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  • C子 ( シーコ )
  • 生粋のカープ女子、ライターのC子です。 引越しだけでなく日常生活での失敗を糧にしたコラムを多く書いています。 人生何事も経験なり・・・。

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