第1回 「千代田区」編 ~ 親世帯との近居促進で地域を活性化! ~
千代田区は東京23区のほぼ中央に位置しており、皇居や国会議事堂、各省庁、最高裁判所、大使館・・・など国のあらゆる重要機関が集中しています。
駅でいうと、東京駅や秋葉原駅なんかも千代田区内。
オフィスや大学なども多いので日中は多くの人が集まる地域ですが、実際の定住人口は約5.7万人と23区内で最も少ないというのもうなずけます。
しかし人口が5万人を超えたのも実は平成25年以降のこと。
平成11年に過去最低となる4万人を切ってから十数年でここまで回復したのはスゴイ!!
このような人口回復に役立ったと思われる千代田区がとった施策の一つが、「次世代育成住宅助成」です。
次世代育成住宅助成は、以下の2つに分かれます。
①「親元近居助成」
親世帯との近居のために住み替える新婚世帯・子育て世帯に対する助成
②「区内転居助成」
子どもの成長等に伴いより広い住宅に住むために区内転居する子育て世帯に対する助成
では、2つの助成を順番に見ていきましょう。
①親元近居助成
新婚世帯・子育て世帯が区内に引き続き5年以上居住する親世帯との近居のために住み替える場合に、世帯構成に合わせて助成金を受け取れる制度です。
新婚さんや子育て中の家族が区内に来てくれればおのずと地域は活性化しますし、介護や子育てのシーンでは家族間の助け合いも生まれます。
住みやすい街だなーと実感すれば、そのまま永年に渡って定住ということになりますから、これはよく考えられた制度ですね~。
実際の助成内容ですが、例えば夫婦と子1人の3人世帯の場合。
1年目5万円、2年目4.5万円、・・・8年目1.5万円と5千円ずつ減額しながら最大8年間助成されます。
条件がそろって最大もらえた場合
1年目60万円、2年目54万円、3年目48万円、4年目42万円、5年目36万円、6年目30万円、7年目24万円、8年目18万円。
合計では、な、ななななんと 312万円!!!! これは大きいですね~((;゚Д゚));
この制度の募集数は、年間50世帯。先着順になります。
応募するにあたっては、下記のような条件を満たす必要があります。
・区内に引き続き5年以上居住する親がいること
・申請時点で新婚世帯(婚姻届を提出して2年以内)または子育て世帯(義務教育終了前の児童がいる)であ
ること
・区外から区内への転入、または区内で転居すること
・世帯の年間所得の合計が一定の範囲内であること(3人世帯の場合、189.6万円 ~1076.8万
円)
・住み替え先の住戸の専有面積が住替え前より広くなること
・住み替え先の住戸の専有面積が基準を満たすこと(3人世帯の場合、40.0㎡以上)
・マイホーム購入の場合、金融機関から総額1,500万円以上の融資を受けて取得したこと
・同居する者全員が住民税を滞納していないこと
・地域の町会に加入すること
・原則、千代田区の住宅助成を利用したことがないこと など
購入の場合でも、賃貸住宅を借りる場合でも、住み替え先の物件を“契約する前”に助成申請手続き(仮申請)をする必要がありますので、助成のことを頭に入れて物件探しを進めていくことが大切ですね!
また助成を受け始めてからも助成資格を満たしているかどうか、毎年調査がありますので、現況届(区所定用紙)や納税証明書などを提出することになります。
②区内転居助成
千代田区内に引き続き1年以上居住する子育て世帯が区内で転居する時に利用できる制度です。
子どもが大きくなってきて、もう少し広いお家に住みたいな~というのはよくあること。
家賃が上がるから別の町へ・・・ということにならないよう、定住を狙った施策ですね。
助成内容は、例えば夫婦と子1人の3人世帯の場合。
1年目3万円、2年目2.7万円・・・8年目0.9万円と3千円ずつ減額しながら最大8年間助成されます。
親元近居よりも助成の額が低いですが、最大で187万円!
うーんやっぱり大きいですねー (。 ・ω・))フムフム
こちらも募集数は、年間50世帯。先着順になります。
親元近居助成と同様に、世帯年収や住替え先の住戸の専有面積などに条件があります。
記事を書きながら、なるほど、なかなか良い制度だなと感心していたのですが
千代田区のホームページ上では、募集期間が平成19年度~平成27年度。
あれ?!もうすぐ終わっちゃうの?と若干焦りつつ千代田区に電話してみたところ、現状27年度分にも空きがありますし、28年度以降も継続予定とのことでした。(2016/1/27現在)
「次世代育成住宅助成」制度にご興味のある方は、是非千代田区にお問い合わせください!!
さて次回の特集は、新宿区。
学生さんや若手の社会人さんにも家賃補助!というレアな区です。
どうぞお楽しみに~ヽ(・∀・*[壁]
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- C子 ( シーコ )
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