引越し時の挨拶 - 心付け | 引越しガイド

心付けとは、お世話になる人に感謝の気持ちを示すためにお渡しする金銭や品物のことを言います。
引越しでいうと、作業員の方に心付けを渡すかどうか、渡すとしたら現金なのか品物なのか、いくら位が適当なのか、初めてお引越しをされる方は特に悩まれるかもしれません。
かつては心付けを渡すのが慣例のようになっていましたが、最近では心付けを渡す方はかなり減ってきているようですし、会社の方針で心付けは原則受け取らないとしている引越し業者さんもあります。
新築への引越しだから祝儀として渡したいとか、大きな家具やたくさんのダンボールを汗水流して運んでくれる作業員の方たちの労をねぎらいたいとか、コミュニケーションを図って気持ちよく作業をしてもらいたいなど、ご自身の気持ち次第でされるといいでしょう。
以下、「心付け」の相場や渡し方について一般的なところをご紹介します。
あくまでもご自身の気持ち次第ですので、参考までにしてください。

心付けの相場は１，０００円程度

引越し業者の作業員に対しての心付けは基本的に必要ありません。
心付けをする場合でも多すぎては作業員が受け取りづらいこともあるので、作業員人に１名につき１，０００円程度が相場です。
現金の場合は、そのまま手渡すのではなく、一人分ずつ小ぶりのポチ袋に入れて渡すのがマナーです。
心付けという形ではなく、休憩の時などにちょっとしたお菓子とペットボトルの飲み物などを「差し入れ」としてお渡ししても良いでしょう。

心付けを渡すタイミングは作業開始前がベスト

作業への意欲を上げ、コミュニケーションを円滑にしてから作業を始めてもらうためには、全作業員が揃う作業開始前の時などに、作業員のリーダーにまとめてお渡しすればよいですが、可能であれば一人ずつ手渡すと気持ちがより伝わると思います。
また、作業完了後に、作業内容や仕事ぶりに対する評価や感謝としてお渡しするというのもありです。
心付けを渡す、渡さないにかかわらず、「本日は宜しくお願いします」とか「暑い中、ありがとうございます」など感謝やねぎらいの言葉はかけるようにして、気持ちよく作業をしていただきましょう。