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ハウツー
お部屋探しをしている際、フリーレントという単語を見たり聞いたりしたことがあるかと思います。
フリーレントつけますよ!といわれるとお得な気がしますが、そもそもフリーレントとはどういったものなのでしょうか。
簡単に言うと、「一定の期間中は賃料が無料」ということです。なので、最初に支払う前家賃の額が下がるか、無くなる場合があります。
フリーレントは特別な契約になりますので、契約書などの特約にもしっかりと「いつからいつまでの家賃は発生しません」という条文が記載されます。
期間は契約によって、1ヶ月だったり3ヶ月だったりと様々ですので、しっかり確認しておきましょう。
では、次に気になるのは貸主側のメリットですね。
わざわざ損をしてでも入居者を探しているように見えると、物件自体あやしく思える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ご安心ください、貸主側にも、ちゃんとメリットはあります。
【メリット①:空室率が下がる】
入居者にとっては基本的にメリットのある条件なので、入居希望者が集まりやすくなります。
空室で放っておいても維持費は発生しますので、フリーレント等の条件をつけてでも、入居者が入ることは貸主にとってメリットです。
【メリット②:クレームを防ぐ】
家賃を下げると、下げる前の金額で既に契約している入居者からクレームが起きる可能性があります。フリーレントですとその可能性はありませんね。
【メリット③:資産価値を下げない】
家賃を下げると、物件の資産価値が下がってしまいます。
フリーレントで対応すれば、資産価値は下げないまま、入居希望者を増やせる見込みがあります。
こういった理由から、一部の貸主はフリーレントを積極的に利用しようとします。
一番気になるのは借主側のメリットですね。
言葉だけでは分かりづらいので、具体例で見てみましょう。
【家賃7万円・フリーレント1ヶ月がついている契約】
この場合、最初の1ヶ月は家賃の支払いが発生しないので、2年間で支払う総額を月々になおすと、
7万円×23ヶ月=161万円
161万円÷24ヶ月=約6万7千円
となります。
家賃を月3千円値下げしてもらうのと同義ですね!
ですが、これが3年となると、
7万円×35ヶ月=245万円
245万円÷36ヶ月=約6万8千円
月2千円値下げしてもらうのと同義。
このように、長期になるほどお得感は下がっていきますが、
フリーレントがついていない契約よりはお得です。
家賃交渉が難しくてもフリーレントなら了承してもらえる場合もあるので、
一度交渉してみてはいかがでしょうか。
少し長くなってしまうので、続きは次の記事でお伝えします。
フリーレントはお得になる場合ばかりではありません。
次回、フリーレントの注意点をご紹介しますので、そちらも合わせてお読みください。