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最近では引越しの挨拶という習慣がなくなりつつあるのも事実ですが、やっぱりこれまでお世話になった方々やこれからお世話になる方々への挨拶はきちんとして気持ちよく引っ越したいものですね。
引越し当日は思った以上に騒がしくなってしまいますので、事前に伝えておきましょう。
どこまで挨拶をすべきか、挨拶の際に持参する品はどんなものがいいのか・・・迷うことは多いと思います。
挨拶の仕方に正解はありませんが、ここでは一般的な「近隣の方への挨拶」についてご紹介します。
旧居も新居も、ご挨拶する範囲は基本的に同じです。
昔から「向こう三軒両隣」という言葉があり、親しく交際するご近所として、文字通り、自宅の「お向かい3軒と両隣の2軒」・・・というのが一つの目安になっています。
戸建てであれば、裏のお宅や自治会・町内会の方などにもご挨拶しておくとよいでしょう。
マンションやアパートなど集合住宅の場合は、大家さんや管理人さんに加え、部屋の両隣と真上、真下の4軒にご挨拶するのが一般的です。
長く住んでいなかった場合や近所づきあいが無かった場合などは、新居の近隣にだけご挨拶される方もおられますが、引越し当日は作業で騒がしくしてしまったり、トラックが道をふさいでしまったりとご迷惑をかけがちですし、引越し後にもどんなことでお世話になるか分かりませんので、きちんと挨拶をしておくのがベターです。
<引越し前>
引越し当日は忙しくなるので思うように時間が取れません。ご挨拶はできれば前日までに済ませましょう。
ご挨拶したい先が多い場合は、早めに挨拶回りをスタートしましょう。
<引越し先でのご挨拶>
引越し当日か翌日まで(遅くとも1週間以内)にご挨拶しましょう。
引越しまでに新居に行くことがあるなら、その際に引越し日を伝え、作業音などで迷惑をかけてしまうことを
お詫びしておくと丁寧です。
<ご挨拶の時間帯>
ご挨拶の時間帯は、10時~18時を目安とし、その間でも一般的な食事の時間や早朝・深夜はもちろん、
土日祝の午前中は避けましょう。
時間を合わせられるなら、家族揃って伺えば、全員を知ってもらえるのでなお良いです。
不在であれば時間を改め、それでも会えないようであれば、挨拶の品と簡単な挨拶状を郵便ポストに入れてお
きましょう。
手土産の品は500円~1,000円程度のものを用意しましょう。
マンションなどの集合住宅で管理人さんが滞在されているようなら、少し差をつけて1,500円~2,000円程度のものを用意すると良いでしょう。あまり高額なものでは恐縮されてしまいます。
品物は実用的でいくらあっても困らないものを選びましょう。
例えば
・タオル
・菓子折り(賞味期限が短くないクッキーなど)
・お茶
・石鹸
などは、保存がききますし、実用的です。
手土産はのし紙で包んで渡します。熨斗(のし)の上段には、旧居分は「御礼」、新居分は「御挨拶」と書き、下段には苗字を書きます。
のし紙がなければ、カードなどを添えて渡しても構いません。
ご挨拶に伺う時は、前述の時間帯だけでなく身だしなみにも気を付けましょう。
挨拶の際は「この度、隣の302号室へ越して来ました○○と申します。よろしくお願いします。」というように、どこに引っ越してきた誰なのか、と自己紹介をするのが基本です。
もし小さいお子様がおられるのであれば、少し騒がしいかもしれないことなども伝えておくと良いです。足音や泣き声は、事情を知らされていないとちょっとムッとしてしまう方も多いようですので。
単身向けの賃貸マンションではお互いの交流がないことも多いですし、挨拶することによって女性の一人暮らしであることを知られるのが怖いと考える方もおられます。
それぞれの事情がありますので、今後の関係や防犯面なども考慮した上で挨拶するかどうか判断すると良いでしょう。
隣近所へのご挨拶を控える場合でも、大家さんや管理人さんにはご挨拶しておくことをお勧めします。今後も何かとお世話になる方ですし、お互いに人柄を知っておく事で、関係もスムースになります。