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引越しの荷造りは早めに、少しずつでも始めることが大切です。部屋の荷物をダンボールに詰めていく作業はなかなか大変ですが計画的に進めていきましょう。
引越し業者によっては荷造りまでしてくれるプランもあります。その分料金は高くなりますが、時間が取れない場合や妊娠中など自分では作業が難しい場合などは、そういうプランを利用するのも一つの手です。
また、荷物を整理しているうちに要らない家具などが出てくることもありますので、不用品処分の方法等も検討しておきましょう。
以下、上手に引っ越しするためのポイントとなる「新居のレイアウト」、「荷造りのポイント」、「不用品処分」について順にご紹介します。
荷造りを始める前に、どの部屋をどんな用途で使用するか、その部屋にはどんな家具や家電等を配置するかレイアウトを考えましょう。
レイアウトが決まっていれば「持っていくもの」、「処分するもの」、「新たに購入が必要なもの」が明確になりますし、何をどの部屋に運んでもらえばよいか、引越し業者の作業スタッフに指示を出しやすくなります。
<部屋のサイズを測る>
今と同じ間取りだから、同じものが置けるとは限りません。
「カーテンの長さが足りなかった!」「梁(はり)が邪魔になって
背の高い家具が置けなかった!」ということもあり得ますので部屋
のサイズを知ることはとても大事です。
◎サイズを測る場所など
・各部屋の広さ(タテ×ヨコ)
・天井や梁までの高さ
・窓のサイズ(高さは、カーテンレールから測る。腰高窓の場合は、窓下の高さも)
・タンス、ベッド、ダイニングテープルなど大型家具の設置場所(ドアの開閉部などデッドスペースに注
意)
・冷蔵庫の設置場所(扉の開き方にも注意)
・洗濯機の設置場所(防水パンの大きさ)
・靴箱の設置場所(玄関スペースの広さ)
・エアコンの取り付け位置
・コンセントやTVアンテナの位置
・物干し竿かけ など
新居の部屋のサイズを測りに行く時は、所有している家具・家電のサイズを予めメモしておけば、「ここにあ
れが置けそう」などとイメージしながら測れます。
これから新居を探す方は、物件を見に行く際にメジャーや筆記具を持参し、これだ!と思う物件については、
サイズを測っておくと二度手間になりません。
測り忘れてしまったけど、遠方からの引越しで当日まで現地に行けないという方は、一度不動産会社に相談し
てみましょう。
<レイアウト図をつくる>
物件の資料に間取り図などが掲載されていると思いますので、それを拡大コピーするなどしてレイアウト図を
作りましょう。
レイアウト図を作ったら、家具や家電の配置を決めて記入していきます。
各部屋には番号を割り振り、荷造りしたダンボール等にその番号を記入しておくと作業効率が上がって便利で
す。
引越しの荷造りは、思いのほか時間がかかるものです。引越し業者に頼まず全て自力で荷造りされる方は、遅くとも2週間くらい前から準備していきましょう。
ご家族で引っ越す場合などは、荷物量が多いので、さらに時間がかかります。
「引越し当日になっても荷造りが終わってない!」なんてことにならないよう、少しずつでもいいので早めに開始しましょう。
荷造りに必要な資材には、下記のようなものがあります。
●ダンボール
家財量にもよりますが、目安は単身引越しで20箱前後、二人の引越しだと50箱以上、三人以上ではさら
に枚数が必要になります。
サイズは引越し業者によって規格が違いますが、基本は大小の2サイズです。
「大」はかさ張るけど軽めのもの、「小」は細かいものや本などの重いもののように荷物の種類によって大
小を使い分けることになります。
●緩衝材
食器や壊れやすい物などを梱包する時に使用するもので、エアキャップ、プチプチ、エアクッションなどが
あります。
古新聞や要らなくなったタオルなども緩衝材として使えます。
●ガムテープ
布テープ、クラフトテープ、養生テープ、カラーテープなど色々な種類があります。
重い箱には、丈夫な布テープがお勧めですが、粘着力がしっかりしているならクラフトテープでもOKで
す。
養生テープは貼ったりはがしたりが簡単ですし、カラーテープはワレモノなどの目印にも使えますので、上
手に使い分けましょう。
●はさみ、カッター
ガムテープを切ったり、ダンボールをカットしたり、何かと使います。
●油性マジック
ダンボールに部屋番号や中身の品目を記します。
食器が入っている時などは、目立つように赤ペンで“ワレモノ”と書くなど色分けすると分かりやすいです。
●雑巾
埃や汚れを払いながら作業しましょう。
●軍手
けが防止のために使用しましょう。滑り止めがあるものがベターです。
●ビニール袋、ラップ、輪ゴム
液体が入ったもの(シャンプーや洗剤など)の梱包に使ったり、小物類をまとめたり、何かと便利です。
●ゴミ袋
荷造り中に出た、不要なもの、処分したいものを分別しながら袋詰めしていきます。
45ℓサイズ等のごみ袋の他、スーパーの袋なども多めに用意しましょう。
●ドライバーなどの工具類
解体するものが出てきた時に使います。
●布団袋
寝具用の梱包資材です。用意してくれる引越し業者が多いです。
<ダンボールのポイント>
ダンボールは荷造りの途中で足りなくなると作業が止まってしまうので、多めに準備するようにしましょう。
梱包資材は引越し業者から購入することができますし、特典としてある程度の枚数を無料でくれることもあり
ます。
その他、ホームセンターやネットで購入するか、使用済みで良ければスーパーやドラッグストアなどの量販店
で分けてもらうのも手です。
引越し業者のダンボールを使用しない場合は、大きすぎないもの、ある程度大きさが揃っているもの、丈夫な
もの、汚れや臭いの無いものを使うようにしましょう。
引越し業者によっては、ささっと収納できて取り出しも楽なハンガーBOXやシューズBOX、食器専用BO
Xなど、引越し業者ならではの資材を提供してくれるところもあります。
見積りの際に確認しておくとよいですね。
<道具類はひとまとめに>
ガムテープやカッター、ハサミなどの道具類は、カゴなどに入れてひとまとめにしておくと便利です。
作業中に「あ、カッターがどこかにいった!」といって探し回るなど、無駄な動きが格段に減ります。
玄関周りやよく使うリビングなどから始めてしまうと、出入り口や通り道をふさいでしまうことになるので、効率がぐっと下がってしまいますし、何より引越しするまでの生活に支障が出ます。
荷造りは、一番奥の部屋やあまり使わない部屋から始めるようにしましょう。
その中でも、普段ほぼ使うことのない“押入れ”の中を初めに整理するのがお勧めです。荷造りしたダンボールをその中にどんどん収容していけるので、部屋の中の作業スペースを確保しやすくなります。
また荷造りは、使用頻度の少ないもの、季節もの(衣類やクリスマスツリー、扇風機など)、アルバムなどから取り掛かるようにしましょう。
ダンボールに空きがあっても、違う場所に収納するものを一緒に詰めないようにしましょう。
同じ部屋の、なるべく同じ場所(押し入れや棚)に収納するもの毎に詰めておいた方が楽に後片付けできます。
ダンボールを組み立てる時、底面にはガムテープを十字に貼るのが鉄則。この貼り方が、最も底が抜けにくくなる方法です。
H型に目貼りする方も多いですが、強度的にあまり意味がなく、逆に持ち運ぶ時に手が滑る危険性があるので、この貼り方はあまりお勧めできません。
また、上部が盛り上がるほどモノを入れると、運搬時に積み重ねられませんし、中のモノが壊れやすくなるのでやめましょう。
大きいダンボールには洋服やクッションなどの「かさばるけれど軽いもの」、小さいダンボールには小物、本や食器などの重いものを詰めます。
自分で持ち上げてみて底が抜けそうなほどモノを詰めることはやめましょう。
特に本や雑誌はずっしりと重くなりますので、小さい箱に小分けにする、それでも重くなりすぎるようなら上部に隙間を空けるのが鉄則です。
ダンボールに隙間ができた時は、新聞紙を丸めたものや古いタオルなどで埋めてしまえば、中のモノが動いてぶつかり合うのを防げます。
荷造りしたダンボールには、運び込む部屋の名前(リビング、寝室等)もしくはレイアウト図作成時に振った部屋番号と中に入っているモノを記入します。
ダンボールを積み重ねても見えるよう、上部だけでなく側面にも記入するようにしましょう。
“新居ですぐに開けたいもの”や扱いに注意が必要な“ワレモノ”などは、それと分かるようにシールや赤ペン等で目印をつけておきましょう。
搬出・搬入当日に使うもの専用に、ダンボールを1つ用意しましょう。
その中には、下記のようなものをまとめておきます。
・タオル
・下着、靴下などの着替え
・洗面用具やシャンプーなど
・ハンドソープや石鹸
・トイレットペーパー
・携帯電話の充電器
・掃除道具
・ガムテープや工具
現金、通帳、印鑑、時計などの貴重品などは、自分でしっかり管理して携行します。
引越し業者に運んでもらうダンボールの中には絶対入れないようにしてください。
荷造りサービスを利用する場合でも作業スタッフは依頼主の指示で作業しますので、何をどの部屋に運ぶか等は予め考えておきましょう。
新居に運ぶ予定の無いもの、不用品やごみなどは先に処分するか、片隅に寄せるなど整理しておきましょう。
また、下着など人に見られたくないものは自分で梱包しておくと安心です。
・荷造りは、遅くとも引越しの2週間前から始めましょう。
・荷造りのポイントやコツをつかんでから作業にかかると効率的です。