引越し料金一括見積り・比較サイト
引越しが決まったら、まず考えなければならないことが引越し作業を自分でやるのか業者に頼むのかというところ。
単身で荷物も少なく距離も近いとなると、軽トラックでも借りて自分で運ぶというのも一つの手ではありますが、重いものを運ぶとなると体力も使いますし、時間もかかります。
レンタカー代やガソリン代、手伝いをしてくれる友達などへの謝礼、不慣れな作業でモノを壊したりすることなどを考えると、結果的にプロに頼んだ方がよかったなどということもあり得ます。
ここでは引越し業者に「見積りを依頼する際のポイント」をご紹介します。
引越し業者を決めるとき、見積りは重要な判断材料になるでしょう。その見積りをより正確な料金に近づけるには、引越し業者に詳しく正確に情報や希望を伝えることがカギとなります。
引越し当日に「積めない荷物が出た!」とか「追加料金が出て当初の見積りより高くなった!」なんて事にならないためにも、ポイントをしっかりおさえておきましょう。
引越し料金は、①運賃+②人件費や資材費など+③附帯サービスの3つで構成されています。
①運賃
・運賃 … 国土交通省がモデル料金を示しており時間制と距離制がある。
トラックの大きさと必要台数、作業時間、輸送距離で算出。
②人件費や資材費など
・人件費 … 単身引越:1~2名、家族引越:3~4名が作業員数の目安
・資材費 … ダンボールやガムテープ、エアキャップ、布団袋など
・その他 … 高速道路料金やフェリー代などの実費
③付帯サービス(オプション)
・荷造り・荷ほどきサービス、各種電気工事、不用品処分費など
<基本作業>
・大型家具・家電の梱包
・旧居からの搬出
・輸送
・養生(ドアや階段の手すり、壁、床を傷つけないよう保護する)
・新居への搬入
・セッティング
・資材回収(オプション扱いになる業者もある)
<オプション作業>
各引越し業者が色々なオプション作業を用意しています。(有料/無料あり)
引越し業者が直接作業を請け負う場合と、引越し業者から専門業者に委託している場合があります。
・荷造り・荷ほどき
・エアコン脱着や洗濯機取付け等の各種電気工事
・ペット、ピアノ、お仏壇、大型金庫など特殊品の移動・搬出
・車両陸送
・ハウスクリーニング
・高額品運送保険(任意)
・不要品処分
・盗聴器発見 ・・・など
引越し業者はトラックに積めれば何でも運んでくれるという訳ではありません。
トラブルや事故防止の観点から、国土交通省が示す標準引越運送約款では、下記のようなものは引受けを拒否できるとしています。
こっそり荷物の中に混入し、万一のことがあったとしても、引越し業者に補償を求めたり、責任を問うたりすることはできませんのでご注意を。
◇現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャッシュカード、印鑑等荷送人において携帯することのできる
貴重品
◇火薬類その他の危険品、不潔な物品等他の荷物に損害を及ぼす恐れのあるもの
◇動植物、ピアノ、美術品、骨董品等運送に当たって特殊な管理を要するため、他の荷物と同時に運送するこ
とに適さないもの
引越し業者にオプションサービスが無く、運送を断られた場合は、ペット、ピアノ、植物、絵画などそれぞれの専門業者に運送を依頼するようにしましょう。
引越し日程によって、大きく値引きしてもらえたり、逆に割増料金がかかったりすることがありますので、引越し日の選定は慎重に行う必要があります。
お得になる可能性が高いのは、ずばり週半ばの平日。
引越しは、週末の金土日や祝日にどうしても集中しがちなので、これらの日を避けて平日に引越しすると値引きに応じてくれる可能性が高まります。
<時間帯による>
引越し当日のスケジュールが組み立てやすい午前中は人気が高いので、「午前便」
よりも「午後便」、さらに時間帯指定のできない「フリー便」の方が、引越し料金
が安くなる傾向にあります。
<春の引越しシーズン>
特に3月後半~4月上旬は、学生や社会人が新生活をスタートする時期で
もあり、企業の転勤も年間を通して一番多い時期でもあります。
この時期、各引越し業者には、ひっきりなしに引越し依頼が舞い込みます
ので、トラックやスタッフをやりくりするだけで精いっぱい。
直前の依頼では、値引きどころか、強気な料金提示や見積り依頼すら断ら
れることもあります。
どうしても日程をずらせない場合は、とにかく早く見積り依頼をすること
です。便を確保するためには、料金と日時にはある程度の妥協も覚悟しま
しょう。
引越しの1ヵ月前を目安に見積り依頼を開始しましょう。
引越し日までに日にちがあれば、希望日に便を確保しやすいですし、複数の引越し業者から見積りを取ってじっくり検討する余裕もできます。
急な引越しで、まだ住所が決まっていないという場合でも、大体の市区町村が分かれば概算で見積りをし、住所確定後に正式な見積りを提示してくれます。
特に引越しのトップシーズンとなる3月前後に引越しする方は、引越しが決まったら真っ先に見積り依頼をするぐらいの気持ちで、さらに早めに行動を開始しましょう。
日程に余裕があるなら、断然「相見積り」、すなわち複数の引越し業者で見積りを取って比較することをお勧めします。
前述の通り、引越しは引越し先までの距離や荷物の量、日程が大きな要素になりますが、全く同じ内容で見積りをとっても、各社がまったく同じ料金を提示するということはまずありません。
その理由としては、各社ごとにサービス内容や運搬・梱包方法、料金体系が違うこと以外に、自社の受注状況が影響することが挙げられます。
受注している引越しが少なくトラックや作業員が余っていると、多少利益率を落としてでも顧客を獲得しようと料金を下げてくるケースは容易に想像がつきます。
その他にも、たまたま大阪から東京行きの引越し完了と、東京から大阪行きの引越しを行うタイミングが合ったため、空車で戻すくらいなら値引きしてでも売上げを確保しようというケースもあるのです。
こんなラッキーなことがあるかもしれませんので、相見積りはできるだけやっておきたいものですね。
大きく分けると、引越し業者に対し電話やホームページから「直接依頼する方法」と、複数の引越し業者にまとめて見積り依頼を配信できる「一括見積りサイトを活用する方法」があります。
それぞれのメリット・デメリットから、自分にあった方法を取りましょう。
【業者に直接依頼する方法】
<メリット>
・気になる引越し業者に、一社一社、自分のペースで連絡できる。
<デメリット>
・複数社から見積りを取る場合、全ての会社に、毎回同じ内容を伝えることになる。
・各引越し業者の対応エリアや特徴などを、自分で調べる必要がある。
【一括見積りサイトから依頼する方法】
<メリット>
・一度の情報入力で各社に見積り依頼を配信できるため、手間がかからない。
・各引越し会社の対応エリアや特徴などを比較しやすい。
・一括見積りサイトが提供する特典やプレゼントをもらえることがある。
<デメリット>
・各引越し業者に対し一斉に情報が伝わるので、各社から折り返し入る連絡に同じタイミングで対応しな
ければならない。
「引越しAじぇんと」では、どの引越し業者に見積り依頼するのかを自分で選択できますので、ご自身で対応できる分だけ引越し業者をお選びください。
また希望連絡方法や希望日時も自分で指定することができるので安心です。
見積り依頼の際は、引越し業者に下記のような内容を確認されます。回答の準備をしてから依頼しましょう。
◇引越し希望日
はっきり決まっていない場合は、○月下旬など大体でOK
◇旧居・新居ともに必要な情報
・住所(新住所が決まっていない場合は、市区町村など分かる範囲でOK)
・マンション、戸建て等建物の種類
・間取り
・階数
・エレベーターの有無(作業方法や作業時間等に関係)
・建物前の道幅(乗用車がすれ違えるかがポイント)
◇家具家電や荷物の種類・数量・サイズ
電話見積りの場合には、自分で荷物量を調べて引越し業者に伝えなければなりません。
部屋の中に無い自転車や倉庫の中のものなどは忘れがちですので、気を付けましょう。
尚、訪問見積りになる場合は、現地確認になるので、電話で詳しく説明する必要はありません。
◇オプションサービス希望の有無
エアコンの脱着工事や荷物の梱包・開梱、不要品処分など希望するサービスがあれば見積りに入れてもらい
ましょう。
見積り方法には、大きく分けて「電話見積り」と「訪問見積り」の二つがあります。それぞれのメリット・デメリットから、自分にあった方法を取りましょう。
【電話見積り】
引越し業者の担当オペレーターからの質問に答える形で、住所や引越し希望
日、運搬してもらう荷物の数量やサイズ等を伝え、電話で見積りをしてもら
います。
オペレーターからの質問に答えやすいよう、在宅時に、携帯電話を使って連
絡するのがベストです。
電話見積りは、単身で一人分の荷物量でないと電話見積りは受け付けてくれ
ないことがほとんどです。二人以上の引越しとなると荷物が多く、電話では
全てを把握しきることが難しい為です。
<メリット>
仕事や学校などが忙しくて日中に時間が取れない方、一人暮らしだから営業マンを家にあげるのに抵抗が
ある方など、訪問見積りを極力したくない方には便利です。
<デメリット>
荷物の数量やサイズを、自分で漏れなく調べる必要があります。
また、依頼する引越し業者の数だけ、電話をしなければなりません。引越しの条件にもよりますが、1社
につき20~30分程度はかかります。
ほとんどの引越し業者はフリーダイヤルを用意していますので、電話料金は気にしなくていいとは言え、
長電話が苦手な方には少し辛いかもしれません。
また、引越し業者は直接家財を見ていないことから、当日荷物が積み切れないなどのトラブルを回避する
ために、余裕を持たせた荷物量で見積りをしがちです。
引越し料金はトラックの大きさでも変わりますので、料金に影響することも当然考えられます。
<ポイント>
見積り金額を安く抑えようと、荷物を過少申告すると、当日トラックに積み切れなかったり、追加料金が
かかったりと良いことはありませんので、正確な申告を心がけましょう。
【訪問見積り】
引越し業者の見積り担当者に自宅に来てもらって見積りをする方法です。
正確な荷物量を把握してもらいやすいように、持って行かないもの、処分する
ものなどは分かるようにしておきましょう。
見積り自体に料金がかかることはありませんが、下見にかかる費用を請求され
ることはあります(その場合は事前に告知されます)。
<メリット>
自宅にいて見積り担当者の確認に立ち会うだけでいいので、荷物の数量やサイズを自分で調べる手間がか
かりません。
プロが自分の目で荷物を確認する為、電話だけの見積りよりも、より正確な料金になります。
その金額をもとに交渉することもできますので、電話で取った見積り料金とは大きく差が出る事も多くあ
ります。
荷造りの注意点や引越し当日の流れ、サービスの内容など、気になることを質問すればその場で解決でき
るのも良い点です。
<デメリット>
知らない人を家にあげて、家の中を見せるということになります。見積り担当者は数多くの部屋で見積り
を取っていますので、あまり気にする事はありませんが、電話で見積りを済ませたい方の多くはこの部分
を気にしているようです。
間取りや荷物の量によっては1時間ほどかかります。3社に依頼するとなると3時間近くかかってしまう
ことになりますので、スケジュール調整が必要です。
<ポイント>
依頼主が相見積りを取るというのは、どの引越し業者ももちろん理解していますので、競争に勝ち抜くた
めに「即決してくれたらさらに値引きします!」などと提案してくる担当者も出てきます。
十分納得いくものであれば決めてしまうのも手ではありますが、各社の見積書を比較し、作業内容の違い
や漏れが無いかなどをしっかりチェックした上で決定することをお勧めします。
・複数の引越し業者で相見積りを取ることが、お得な引越しをするポイントです。
・引越し業者に見積りを依頼する時は、日程や荷物量、希望するサービス等は漏れなく確実に伝えるようにしまし
ょう。
・電話見積りよりも、正確な料金を出してもらえる「訪問見積り」がお勧めです。