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家具や荷物をすっかり運び出した後は、今まで簡単には掃除できなかった場所も掃除できるようになります。感謝の気持ちを込めて仕上げのお掃除をしましょう。
賃貸の場合は、負担しなければならない修繕費用等の額にも影響します。入居前に預けた敷金をより多く戻してもらえるよう、最後までしっかりと掃除しておくことが大切です。
掃除する設備の材質などによって、ご紹介する方法では掃除できない場合があります。実際のお掃除前には、各製品の使用上の注意をよく読んでから行うようにしましょう。
<天井>
ほこりは上から下に落ちるので、天井に着いているのはうっすら程度のほこりがほとんどですが、部屋の隅や
壁との境目など全体的に付着しているので、放っておくとカビや黒ずみの原因となります。
ほこりはナイロン製のハタキで取り除くか掃除機で吸い取ります。高いところまで掃除機のノズルを伸ばすの
が大変な方は、フロアワイパーなどを利用しても良いでしょう。
<壁>
ここでは賃貸などに多く使われているビニールクロスの油汚れや手垢などの掃除方法をご紹介します。
ビニールクロス以外の壁紙に水を使うと剥がれてしまう可能性がありますので、それぞれの材質にあった方法
で掃除するようにしましょう。
●用意するもの
・重曹
・水
・スプレーボトル(霧吹き)
・雑巾
●手順
①スプレーボトルに水200ccと重曹を小さじ1程度を加え、よく振る。
②壁に1~2度くらいふきかける。
③雑巾でから拭きする。(ゴシゴシこすらず、とんとんと叩くような感じ)
※水を使う場合は、必ず目立たない部分で試してから、掃除するようにしてください。
※汚れが取れにくい場合は重曹を少しずつ増やしてみてください。但し、あまり重曹を濃くしてしまう
と、ノズルが詰まる原因になりますのでお気を付けください。
●セスキ炭酸ソーダ
重曹よりも水に溶けやすいセスキ炭酸ソーダ小さじ1を水500ccで溶かしたものも油汚れや手垢に有
効です。
ビニールクロスの他、スイッチ周りの拭き取りにも使えます。
<フローリング>
掃除機を自分で運ぶ荷物として残さない場合は、柄がジョイント式のフロアワイパーがあると手軽に使えて
便利です。
まずは、ドライタイプのシートでほこりや塵をふき取ります。
床の黒ずみは足裏の皮脂汚れによるものがほとんどなので、台所用の中性洗剤を水で薄めたものに雑巾を浸
し、固く絞ってから拭き取りましょう。
※ご紹介してきた重曹やセスキ炭酸ソーダも皮脂汚れを分解しますが、フローリングにかけたワックスがは
がれてしまう可能性があります。フローリングへの使用は避けましょう。
<畳>
畳は湿気に弱いので、水拭きする時は雑巾を必ず固く絞るようにし、すぐにから拭きするようにしましょう。
クエン酸水を使えば、抗菌効果が期待できます。
●用意するもの
・ほうき
・クエン酸 小さじ1
・水 1カップ
・雑巾
・スプレーボトル(霧吹き)
●手順
①畳の目の向きに沿って掃き掃除する。
②スプレーボトルに水とクエン酸を入れて混ぜる。
③②のクエン酸水を畳に吹きかける。
④すぐに乾いた雑巾で拭く。
⑤窓を開けて換気をし、畳を乾燥させる。
<カーペット>
掃除機でもうまく取れないカーペットにからまった髪の毛やほこりを、簡単に取る方法をご紹介します。
●用意するもの
・ラップの芯
・輪ゴム7~8本
●手順
①ラップの芯に5㎝くらいの間隔で輪ゴムを巻きつける。
②カーペットの上を転がす。
③ラップの芯から輪ゴムを外して水につけ、輪ゴムに絡まったゴミを落とす。
④きれいになるまで、①~③を繰り返す。
<たたき>
引越しの搬出作業により、ゴミや砂ぼこりなどがたくさん舞っていると思いますので、仕上げに掃除しましょ
う。
●用意するもの
・ほうき
・ちりとり
・新聞紙
●手順
①ほうきで大きなごみを掃き集めます。
②水で濡らした新聞紙を細かくちぎったものを玄関に撒き、細かなほこりごと集めます。
③掃除後は、風通しをよくして換気し、しっかり乾燥させましょう。
<玄関ドア>
玄関ドアは普段から触る機会が多いため、意外と汚れているものです。
まずはハタキで上から下へほこりを払い落し、特に一番触れるドアノブはしっかりと水拭きをしておきましょ
う。
落ちにくい汚れがある場合は、重曹水に浸して固く絞った雑巾などで拭くときれいになります。
最後にドア全体をきちんとから拭きして仕上げましょう。
前日まで使用したキッチンやお風呂、退出直前まで使用したトイレを最終チェックしましょう。
事前に掃除をしておけば、簡単な掃除だけでOKなはずです。
最後まで使用した掃除道具も含め、忘れ物がないかを確認してから退出しましょう。
庭やベランダなど、屋外は特に忘れがちです!