引越しコラム

掲載日 :
2015年10月13日
/ ライター :
remi
/ カテゴリ :
引越しコラム

関連タグ : 片付け、荷造り、コツ、引っ越し、引越し、搬出、搬入

引越し業界歴18年のスタッフに聞いてみた。「荷物の紛失を防ぐアドバイス」

引越し業界歴18年のスタッフに聞いてみた。「荷物の紛失を防ぐアドバイス」

引越し業者が帰った後に荷解きをしていたら、あれっ荷物の数が足りない!?
引越し時の荷物の紛失を防ぐには、どのような対策が必要なのでしょうか?
業界歴18年のベテランスタッフ「さださん」に聞いてみました。

さださん。
みなさんの口コミを見ていると、引越しで荷物がなくなった!っていうのを見かけることがあるんですが、これって何か防止できる対策はあるのでしょうか?

そうですねぇ・・・
荷物の紛失を防ぐコツとしては、積み忘れや紛失しやすい要因をひとつずつ取り払うこと、これが肝心です。

なるほど。
その要因って例えばどんなものがあるんですか?

荷物が紛失した際、荷物がある場所として考えられるのは「引越す前の家」「引越し先の家」「トラックの中」。基本的にはこの三箇所ですよね。

たとえばこの「トラックの中」なんですが、業者の中にはトラックの中に梱包資材を荷物と一緒に積んでいることがあります。
その場合、荷物を搬入の時に、まれに「資材と荷物が紛らわしくて運び出し忘れてしまう」というケースがあるのです。

通常荷物の搬入が終えると、引越し業者のスタッフとお客様で、荷物の積み残しがないかを確認します。
この時にトラックの内部までしっかり見せてもらって、本当に自分の荷物がないかどうか一緒に確認すると良いんです。
忙しいとは思いますが業者任せにはせず、自分の荷物はしっかりとチェックして下さい。

確かに、自ら中まで見て確認すると
残っているかもという可能性が消えますね。
その他はどうですか。

あとは自宅でなくなるパターンですよね。
これは「引越す前の家」で数えた荷物の点数と「引越し先の家」で荷物の搬入が終わった時の荷物の点数がきちんと合っているかをチェックすることが重要です。
部屋数や階数が多い場合も、それぞれの部屋に搬入した家財をすべて数えましょう。

とにもかくにも注意深く確認しておくことは基本なんですね。

そうですよ。
確認が出来ていないと、もし紛失してしまった場合に
どこで無くなったのか、誰の責任なのかがわからなくなってしまいますからね。
これがトラブルの原因になったりもします。

そうですね。トラブルなく引越すには事前準備も大切ってことですね。

そして何よりも大事なのは、引越しまでに梱包をきっちりと済ませていることです。
私の経験上、荷物の紛失は梱包がきちんと終わっていないお客様に多いと思います。
整理が出来ていないと、不用品と必要な物を区分けしている時、必要な荷物を誤って捨ててしまうということも考えられます。
当日慌てないためにも、不用品であるということがすぐ分かるように整理しておいて
余裕を持って引越し作業が進められるようにしましょう。
また、忙しいと搬出時の荷物の積み忘れも多くなります。
引越し日までに家中をくまなくチェックして、残っている荷物がないか、確認しておきましょう。
ややこしい場所に隠したヘソクリなんかも、忘れてはいけませんよ。

oO(この間さださんのヘソクリの隠し場所を見つけちゃったなんて言えない)

梱包の時にも注意なのですが
荷物をゴミ袋に梱包するのだけは絶対にいけません。
たとえば、ストーブや扇風機などの家電を透明の袋で包むのは大丈夫なのですが
小物や洋服をゴミ袋へ入れると、ぱっと見て不用品かどうかが分かりにくくなりますよね。
これが「誤って捨ててしまう」という原因にもなります。
当日は忙しいですから、荷物の種類を一瞬で判断できることが肝心です。
袋ですと、トラックに積む際ダンボールのようにきっちり重ねて置けませんし
荷物の梱包には必ずダンボールを使用しましょうね。

確かに、ゴミ袋=不用品っていう固定観念があります。
荷物は誰が見ても瞬時にどういったものなのか判断できたほうがいいですよね。

そしてですね、
荷物の紛失することがあまりないケースがあります。
それは単身者の引越しで、単身パックのようなサービスを利用した場合。
それは「カゴ」という台車に荷物を詰めるだけ積んで、まとめて運ぶのです。

カゴって、よく小売店への商品の搬入に使ったりしている、柵付きの台車みたいなものですよね。

そうです。これです。
この場合はひと固まりで運ぶため、「混載便」と言われる同じトラックの中で他の荷物と一緒に運んだり、さらにもし途中でトラックの積み替えが発生するような運び方の場合でも
1箱だけどこかにまぎれてしまう、といようなことはまずありません。
これならカゴ1つでいくらという金額なので費用も安く抑えられますし、荷物の少ない方にはおすすめのサービスです。

カゴを2つ頼む、といったこともできるのですね。
引越す時には、見積時に業者が対応しているか問い合わせてみましょう。

まとめ

「荷物の紛失を防ぐコツは」
・搬入時、トラックの中までしっかりと確認する
・荷物の点数をきっちり数える
・事前に荷物の整理は済ませておく
・不用品とまぎらわしい梱包はしない

これらを実行することで確実に紛失のリスクを減らせます。
万が一紛失してしまっても、どの時点で無くなったのかが分かれば探せますし
誰の責任であったのかも明確になりやすいのです。

この記事のライターをご紹介

  • remi ( レミ ) OCチーム アシスタントディレクター
  • 引越しAじぇんとの中の人のひとり。 引越す人々と引越し業者の双方を応援するため、読みやすく、ためになるコンテンツづくりを目指しています。 写真撮影、イラスト編集、執筆、広告作成、イベント企画など、自分にできることは何でもやるというスタンスで 日々、勉強中。
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