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引越しコラム
第14回は、わが社があります大阪府から堺市を取り上げてみたいと思います。
堺市は大阪府中南部の都市で、人口・面積とも大阪市に次いで二番目に大きい政令指定都市。
世界3大墳墓の仁徳天皇陵古墳、茶の湯を極めた千利休、明や南蛮との貿易拠点、大坂夏の陣・・・などなど、歴史や文化は枚挙にいとまがない街です。
この堺市には、昭和の時代に開発された泉北ニュータウンという大規模な住宅地があるのですが、街びらきから既に50年を経過し、高齢化や人口の減少、住宅や施設の老朽化などの問題が出てきており、街の再生・活性化を目指す取り組みについて協議・検討されているところです。
その一環として泉北ニュータウンに転居した場合には「家賃補助」を行う制度があり、平成24年度からは若年の独身者にもその対象が広げられました。
色々調べていても独身者が対象となる自治体は比較的少ないので見逃せないところです。
それでは、早速見ていきましょう\_(・ω・`)
若年夫婦世帯及び子育て世帯が泉北ニュータウン外から泉北ニュータウン内の賃貸住宅に転居してきた場合に、家賃が5万円を超える分を月額2万円まで、最長5年間補助してくれる制度です。
つまり、最大で120万円!! これは高額です。
申込み基準日現在で満たすべき主な要件を挙げてみます。
(世帯)
・若年夫婦世帯:夫婦の満年齢の合計が80歳以下であること
・子育て世帯:義務教育修了以前の子を扶養していること
・原則、泉北ニュータウン外から泉北ニュータウン内に1年以内に転居
・世帯所得が、797.2万円以下
・市税を滞納していないこと
・生活保護や他の公的制度による家賃補助を受けていないこと など
(住宅)
・泉北ニュータウン内に立地していること
・民間賃貸住宅
・URや公社の対象住戸
・家賃が5万円以上であること(管理費・水道光熱費・駐車場代等を除く)
・専有床面積が規定以上であること(戸建て75㎡以上、共同住宅55㎡以上)
・昭和56年6月1日以降に建築基準法に基づく建築確認を受けている、又は同等の耐震基準に適合して
いること
29歳以下の働く独身者(学生は不可)の場合は、家賃が3万円を超える分を月額1万円まで、最長3年間補助してくれます。
この場合は、所得が721.1万円以下であることや家賃が3万円を超えていることが必要となりますが、専有面積に制限はありません。
泉北ニュータウンに含まれる地域は、下記の通り。
泉ヶ丘地区:宮山台・竹城台・三原台・高倉台・茶山台・若松台・晴美台・槇塚台の各丁
栂地区:桃山台・原山台・庭代台・御池台の各丁
光明池地区:赤坂台・新檜尾台・鴨谷台・城山台の各丁
ちなみに、泉北高速鉄道を利用すると、泉ケ丘駅から難波駅まで乗車時間は最短25分弱といったところです。
●市役所への事前相談
家賃補助の申込みは引越し後に住民登録した後になりますので、物件を探し始める前に市役所で詳し
く話を聞いておくことをお勧めします。
●住宅探し
補助金の申請や請求をする時、貸主や管理会社等に家賃支払いの証明をもらう必要がありますので、
物件を決める際に貸主側に補助金利用をする旨を伝えて了承を得ておくようにします。
また住宅の住所、専有面積、建築確認を受けた日、家賃の額等の確認が必要になるので、契約にあた
っては重要事項説明書にこれらが明記されているか確認します。
●申込み受付期間
平成28年度は5月・7月・10月・1月と受付期間が4回あります。
該当する方は、チャンスを逃さないようにしましょう。
興味のある方は、是非、堺市役所へお問い合わせください!!