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調査団プラス
この連載もおかげさまで、2 年目に突入です。 有難うございます。
少しでも読者の皆様に興味をお持ちいただける記事が書けるよう頑張りたいと思いますので、今年も 宜しくお願いいたします。 前回の投稿は連載タイトルの『「建築」に関わる視点から「引越し」について』そっちのけで、「食(お蕎 麦)」の話になってしまいましたが、今回は幸運にも「建築」と「引越し」のどちらについても語ることがで きそうな題材を見つけましたので、ご紹介したいと思います。
私事ですが、我が家には乗り物に興味を持ちはじめた 2 歳の男の子がいます。 クリスマスにサンタクロースが彼のために絵本を持ってきてくれました。
「みんなで!いえをたてる」(作:竹下文子 絵:鈴木まもる 偕成社)というタイトルで、1軒の家が建 つまでに必要な働く車がたくさん登場します。
定点観測で、更地の状態から家が建つ過程が描かれていまして、ページをめくるたびに工事が進ん でいく様子がわかります。
連載タイトルの『「建築」に関わる視点』から見ましても、各工程で現場にやってくる車が異なり、足場が組まれたり、浴槽や畳が運ばれてきたり、電気が引き込まれたりと、なかなかリアルに描写されていることに感心してしまいます。
息子は絵本に出てくる車と自分が持っているミニカーを照らし合わせて、楽しみながら読んでいるよう です。
また、この絵本がきっかけで「畳」を覚えたり、「ゴミ収集車」と区別がついていなかった「コンクリートミ キサー車」を認識しはじめています。
興味を持って新しい知識を得ていく過程を見ていますと、絵本の力ってすごいなあと感動してしまい ました。
さて、絵本も終盤に差し掛かり、家が建った後にやってくる車があります。 何の車でしょうか?
もうおわかりかもしれませんが、「ひっこしトラック」がやってきます。
引越し屋さんがどんどん荷物を運び込んでいく様子も描かれています。
というわけで、この絵本には、『新しい家を「建築」してそこに住まうために「引越し」を行う』という流れ が子供も大人も楽しめるように表現されていました。
実際に家の新築や引越しを経験した子供たちが読むと、より実感を持って各シーンを眺めることがで きるかもしれませんね。
文章では触れられていなくても絵で表現されている内容もあり、読むたびに新しい発見があるのも絵 本の素晴らしい点だと感じました。
ところで、絵本のなかではすぐに家が建ってしまうように感じますが、実際には数ヶ月から半年程度の 間の出来事が描かれており、当然工事が進む段階に応じて活躍する職種が異なります。
それでは、「引越し」業者さんや建築工事に関わる職人さんはどの季節に忙しくなるのでしょうか? 次回はそんなことを考察してみたいと思います。
今回はここまで。