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引越しコラム
連載3回目の今回は大変申し訳ないのですが、個人的な内容について書かせてください。
実は、今年の1月末に父親を亡くしまして、それにまつわる「引っ越し」のお話です。
と言いましても、「この世」から「あの世」への引っ越しというような怖い話ではありませんので、
ご安心を。
さて、このコラムを担当させていただくことになって、引っ越しについて、以前より意識して考えるようになっております。ただ、これまでは「引っ越し」とは「生きている人が次に生活する場所へ移るための行為」だという認識しかありませんでした。
今回、父を見送るという経験を通して、亡くなった人に対しても「引っ越し」というものが必要になることを実感いたしましたので、そのことについて書かせていただきます。
亡くなった人に同居する家族がいれば引っ越しは発生しないのが一般的なのでしょうが、父は母を残して単身赴任をしておりましたので、大阪の自宅と別に職場のある富山にアパートを借りていました。
また、職場の父の部屋にも本や書類、電化製品などが残っていました。
残された家族は、アパートと職場に残された物の移動、すなわち「引っ越し」を行う必要がありました。
幸い父はあまり物を残しておかない人でしたので、作業をする私たちにとってはそれが救いでしたが、それでも10年間の単身赴任の間に増えた荷物は、段ボール箱で約40箱分もありました。
大阪の職場を一時的に離れて、短期間で引っ越しの作業をする必要があった為、車に積めるだけ積んで、残りは段ボール箱につめて郵送するという力技を選択したのですが、もう少し時間に余裕があれば、「引越しAじぇんと」を利用して見積の比較を体験できたのに、と後悔しています。
自身の結婚以来、約3年ぶりに「引っ越し」を経験して感じたことは、合理的に効率よく行うことの大切さと、やはり体力が必要であるということです。
荷物を運ぶ順序、運び方、箱への詰め方など、各工程をいかに賢く行えるかによって、作業時間にも疲労の度合いにも大きく影響するように思いました。作業の要領が悪かったからなのか、体力がないからなのかは判断できませんが、二日間の引っ越し作業を終えてヘトヘトに疲れ切りまして、改めて、「引っ越し」がプロの仕事として確立された必然性を実感した次第です。
ところで、現在、大阪の職場には富山から移動させた段ボール箱が運び込まれ、八百屋さんの倉庫のようになっています。
この箱の中身を全て片付けなければいけないかと思うと、大変気が重いです。
次回の4回目のコラムが掲載されるころには片付けが済むことを願って、今回は筆を置きたいと思います。
最後までお読みいただき、有難うございました。